2010.07.08
アウェーなゲストを振り返る・その5
[ プロペラ犬×筋肉少女帯 ]
「アウェーインザライフ」5日目のゲストはバナナマン。
前述したように、お笑いの人にとってこの舞台は出方がなかなか難しい。
フリーでネタができる部分もあるが、後半は場の空気として
「狙って笑いをとりにいく」ことが非常に難しい。
というか、狙ってとりにいくと場の空気が壊れてしまうようなシーンだったのだ。
そんな中、バナナマンは
フリーコーナーで何をやるかなかなか決まらなかった。
いわゆるコントをやるには時間が短いし、
それ以上に、バナナマンのようなタイプのネタは
「さあどうぞ」でいきなりやってもその面白さが伝わりづらい。
で、バナナマンは最終的に戦略を立ててきた。
日村さんをコントの中のキャラクター・ヒムどんとして登場させたのだ。
させたのだ、って書いてもこのネタ見てない人にはピンと来ないと思うが、
日村さんがふんどし一丁で、頭に何かつけている...
あれは何だろう?想像上の妖怪?妖精?鬼?みたいなキャラクター。
バナナマンライブで披露された、いわば日村さんの「持ちキャラ」である。
この格好で登場した日村さん、もはや掴みはOkというか
いるだけでOKというか、すでに何をやっても面白いのだが、
台詞を語るのは全て設楽さん。
ヒムドンいるだけ。いじられるだけ。
で、最後の最後の決めの長台詞...これは水野美紀演じるレナの心を
動かすシリアスな台詞なのだけど...ここだけいきなりヒムドンが喋りだす。
設楽さんの設定的には
「いろんな人に説得されても心動かなかったレナが、
妖怪の言葉に心動かされた」
っていうことらしい。
言われてなるほど、というかなんというか。
設楽さんなりに「この設定を壊さずに、バナナマンらしさを出す形」
を模索してくださったわけだ。
どんなネタの中でも、小さなドラマを積み上げるバナナマンらしい
アプローチだなぁと思った。
結果として、
とにかく受けてた。
アウェーの地をホームにする、バナナマンの戦略とスキル。
それできちんと物語的も壊してないのだからさすがだ。
あと関係ないが、日村さんは歌うまい。
日村さんの「新人バンドのテーマ」は声が曲調にもあってて良かった。
さて次回は森三中・黒沢さん!