アウェーなゲストを振り返る・その4

「アウェーインザライフ」の河原さん演出で
「マイルドにしぬ」の演出の入江雅人さん出演、という
舞台「醜男」を見てきた。

河原さんは「アウェー」の後半、ほとんどこの舞台と稽古が重なってたのだけど、
本当に全く違う作風で驚く。
つーかまあ、かたやライブハウスでのエンゲキロック、
かたやドイツの気鋭の作家が書いたスタイリッシュなブラックコメディ、
というわけでもともとの「入れ物」が違うのだけど、
にしても幅が広い。そして面白かった。

舞台って値段のことも含めて敷居が高いけども、
「アウェー」で舞台の面白さに初めて触れた人(音楽ファン)が、
こーゆー刺激的な会話劇も楽しんでくれたらと思う。
アウェーとは違った意味で、「これぞ舞台」という作品。

あ、そーいえば入江さんは9月に赤坂REDシアターで
待望の一人芝居をやられるそうだ。
待望の、つーか久方ぶりの。
これは必見でしょう。
プロペラ犬から演劇に入った方、
旗揚げ公演で水野美紀にコメディ演技の何たるかを教えた
入江さんの熟練の技術、絶対楽しめるはずです。

そして「アウェー」のゲスト振り返り。
4日目のキャイーン。

まあキャイーンはね、同じ事務所だし、水野やオーケンとのつながりに
ついても公演前にいろいろ書いたのでさらっと。

前半のフリーコーナーでは漫才。
これも木野さんが笑ってたらしいんだよなぁ。寝てるのに。

芝居部分ではウドちゃんの緊張ぶりとは対照的に、天野が
小憎らしいほどのリラックスぶり。
キャイーンは、映像で見るよりもライブで見るほうが絶対に面白い。
二人ともお客さんの空気を読むのがうまいからで、
本当なら前半なんかはアドリブOKにしたら、
あそこからいくらでも笑いで引っ張れたと思う。

しかし、あそこだけ笑いが突出しても
全体の流れ的によろしくないし、
何より長くなってしまうわけで。
そこらへん、今回のゲスト、お笑いの人にはお笑いの人なりの
アウェー感との戦いがあったはず。
どこまでふざけていいのか、マジなシチュエーションで
どう自分たちの個性を出すか。
キャイーンはそこらへん、ほど良いバランスをとるのがうまかった。

で、そこらへんに果敢に挑んだのが、その翌日のバナナマン。
その話は次回!